連続講座

講義と感想

2022年9月~11に行われた連続講座の内容を紹介します。

連続講座フライヤー

ステップ1「探す」

ジェンダー視点のある情報を「探す」ために

2022年9月4日(日)14:00~16:00
講師:木下 みゆき(大阪大谷大学 図書館長)

連続講座初回となるこの講義では、下記を中心にジェンダーと情報の関連性や情報を探す際に注意すること、検索方法などを学びました。
◆ メディアにおける女性の人権の尊重

◆ 情報関連用語の整理

◆ メディア・リテラシーとは

◆ Webサイト・データベース活用
 

参加者から好評だったのは「4 Webサイト・データベース活用」で、NWECのデータベースなど、ジェンダー情報を検索するためのサイト・データベースに実際に接続し、検索するデモンストレーションの部分でした。 

ステップ2「読み解く」

ジェンダーの視点から情報を読み解くために

2022年10月8日(土)14:00~16:00
講師:堀 久美(LEO-G代表、大阪公立大学客員研究員)

2回目の講義では、下記を中心にジェンダー統計やデータから「見えるもの」の読み解きだけでなく、「見えにくくなるもの」もあることなどを学びました。
◆ 前回の振り返り+α
◆ 情報の見極め方

◆ ジェンダー統計について

◆ GGI 116位から考える経済参画と教育

◆ 防災と女性から考える因果関係と相関関係

 

参加者の印象に残ったは、ジェンダー統計に関連して話題となった性別欄のあり方やGGIについての新聞記事を例に、そこから一次情報に遡ることで、その情報がどのように読み解けるかを説明した部分でした。 

ステップ3「届ける」

ジェンダー平等に役立つ情報を届けるために

2022年11月5日(土)14:00~16:00
講師:堀 久美(LEO-G代表、大阪公立大学客員研究員)

連続講座最後となるこの講義では、下記を中心に自身が情報を「発信する側」となった時のルールや気を付けるべき点など、安全に伝わりやすく発信することについて学びましたました。

◆ 前回の振り返り+α 

◆ 情報発信とそのルール 

◆ ジェンダー・多様性の視点をもつ表現 

◆ おわりに:ジェンダー平等に役立つ情報 

 

参加者の印象に残ったのは、著作権や知的財産について具体的な事例をあげて説明したことやマイクロアグレッション、トーンポリシングなどの用語について説明した部分でした。 

参加者からの感想

 ◇知ったことや身についたと思うこと 

・情報の探し方、情報を得るための検索キーワードの使い方、参考になる情報源 。

・情報の見方や使い方、一次情報の大切さ。 

・信頼を与えるために情報を精査する大切さ 。

 

◇生活や活動に活かしてみよう/やりたいと思うこと 

・正しい情報収集の仕方と、見極め方について取り組みたい 。

・受講して学んだことをどのように発信していくか・・・仲間と共に取り組んでいきたい。 

・審議会委員を務めているので、その時に。
・男女共同参画の啓発誌に携わっていますが、その作成に情報発信者として。
・これからも著作権など、正しい情報を提供することを心がけようと。 
 

◇もっと知りたい、身につけたいと思ったこと 

・ジェンダーに関する理解や、コミュニケーションスキルと、メディアリテラシーについて。

・一次情報を得るのに、まだ手間取っています。スムーズに取り寄せられるよう、普段使いで慣れていきたい 。

・分かりやすく編集して届けることができるようになれたら 。

・いつでもどこでも誰に対してもなるべく対象に応じたわかりやすい例を示して伝えられる力を身につけたい 。

・ジェンダーに関する内容は、簡潔に表現しようとすると、必要な情報が零れ落ちてしまいがちです。ただ、SNSでは簡潔にわかりやすく見栄えよく表現、発信することが多くの方の目に留まることに繋がります。このジレンマを埋めて、SNSでジェンダー情報を発信したい 。

 

◇その他
・グループワークで、いろいろな活動をされている方のお話をお聞きすることができました。